11月の読書メーターまとめ

今年も残るところあと20日余り。
そう考えると、何だか薄ら寒くなってくるのは私だけでしょうか…

何もできていない…と反省を書くのはまた今度にして(棚上げ)
今年の4月から始めた読書メーターの記録も、もう8回目になりました。
記録として淡々と残していくだけですが、非常に役立っています。
今年、一番足しげく通ったサイトはこの読書メーターと図書館の予約ページかも。

【参考記事】
10月の読書メーターまとめ
9月の読書メーターまとめ
8月の読書メーターまとめ
7月の読書メーターまとめ
6月の読書メーターまとめ
5月の読書メーターまとめ
4月の読書メーターまとめ
◇◆◇

11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2331ページ

クラウド・コレクター―雲をつかむような話クラウド・コレクター―雲をつかむような話
読了日:11月30日 著者:クラフト・エヴィング商會
空想の絵本 (アートルピナス)空想の絵本 (アートルピナス)
読了日:11月30日 著者:安野 光雅
グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)
読了日:11月27日 著者:トム・ロブ スミス
化身化身
読了日:11月27日 著者:宮ノ川 顕
山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)
読了日:11月25日 著者:山白朝子
旅の絵本 VII旅の絵本 VII
読了日:11月16日 著者:安野光雅
超短編を含む短編集 みきわめ検定超短編を含む短編集 みきわめ検定
読了日:11月16日 著者:椰月 美智子
グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)
読了日:11月08日 著者:トム・ロブ スミス
厭な小説厭な小説
読了日:11月03日 著者:京極 夏彦
パリの本屋さんパリの本屋さん
読了日:11月02日 著者:ジュウドゥポゥム

読書メーター




11月に読んだのは10冊。
ここ2~3ヶ月くらいオーバーペース気味だったので、少し落ち着いた感じです。
ですが、何となく読み足りなさを感じてしまうのが怖いところ。
本当はもう少し読めたら良かったな…と思っています。

いつものミステリ・ホラー系は6冊。
しかも殆ど短編集だったので、物足りなさはそこから来るのかも。
その他、ふわりふわりとたゆたうような空想世界に浸れる本が4冊。
制作活動に非常に良い刺激を与えて貰ったと思います。幸せ♪



さて、ざっとですが感想など。

『パリの本屋さん』はその名の通り、
パリにある素敵な本屋さんを巡るガイド。
外国の、しかもパリというだけで目の前に別のフィルターがかかってしまいますが、
やっぱり佇まいが美しいのですよねえ。絵になるのです。
こんな本屋さんが近所にあったら…幸せどころかエライことになりそうです(笑)。眼福でした。

それから安野光雅さんの本が2冊。
『旅の絵本VII(7)』『空想の絵本』(絵は旧字)。
『旅の絵本』は子供の頃から好きでしたが、まさかまだ続いていたなんて!と、
図書館の新着コーナーで見つけて飛びついてしまいました。
馬に乗った旅人がいろいろな国を旅するこの絵本、今回は中国が舞台。
安野さんの、まさに淡々と…ともいうタッチがアジアにも合うのは意外でした。
そこから彼の絵の世界が深く知りたくなって、制作裏話ともいうべき『空想の絵本』をチョイス。
この絵はこんなイメージからできた、など、興味深い逸話が満載です。
エッシャーからの習作などもふんだんに載っていて、とても勉強になりました。

さて、10月のまとめの中で出会った1冊の本。
『アリスの不思議なお店』というそれはそれは美しい本なのですが、
そこから似たような世界観の本を探したところ、見つけたのがクラフト・エヴィング商会の本。
たくさんあって迷いつつも『クラウド・コレクター』を読みました。
とある科学雑誌に掲載された「雲、売ります」の広告から始まる、
ある男の辿った、遠国アゾットの奇妙で美しい壮大な旅行記。
…ね、ちょっとそそられるでしょう。

それからいつもの偏重ミステリ系、特に印象に残ったのは『化身』
第16回日本ホラー大賞受賞作とのことでしたが、とにかく文章が美しい小説でした。
ふらりと南国の奥地へ旅に出た男が、密林の中で池に落ちてしまう。
助けも来ない、這い上がる事も出来ない絶壁に囲まれた池で、生きていく術はただ1つ…
表題作を含め3篇の小説が収められています。今後の作品がとても気になる作家。

気になる作家…といえば、山白朝子短篇集『死者のための音楽』
この方、鳴り物入りで登場した大型新人という触れ込みだったのですが、
噂では覆面作家で、中の人は某乙○…?だとか。ホントかな。
残念ながら私はまだ某○一は未読につきわかりませんが(笑)、
「鳥とファフロッキーズ現象について」「黄金工場」「鬼物語」「死者のための音楽」など、
ホラーと括ってしまうだけには飽き足らない、切なく美しい物語が収められています。
怖さよりも幻想的な小説がお好きな方はぜひ。

そして久々の京極夏彦。『厭な小説』
厭~な話ばかりの短編集です。本当に厭な気分になります(笑)
イヤでもなく、嫌でもなく、厭。べっとりと纏わりつくような不条理さ。
がさがさした手触りの紙も、ページに施してある仕掛けも、もちろん内容もみーんな厭。
帯の文句には「知りませんからね、読んで後悔しても。」ですって。
なのに後悔するどころか、妙に清清しささえ感じるのは何故なのでしょう…
ああ、でも手元には置いておきたくない本です(笑)。

さらに外国翻訳本から『グラーグ57』
前作『チャイルド44』から更に続く、レオとその家族が晒される憎悪と復讐の連鎖。
息も付かせぬ展開、というのはこういうものをいうのでしょう。
テーマは家族愛。家族の再生、いや新しい構築なのかな。
ソヴィエトの体制の変化がもたらす背景の描写の圧巻なこと…!
映画化もされるとのことで非常に楽しみです。



勝手に毎月恒例としていますが、長い内容にお付き合いいただいてありがとうございました。
本日は「このミステリーがすごい!2010」発売日。
これからはこのランキング入り作品で未読のものを追っていくことになりそうです。
ああ、追想五断章…刊行直後に買ったのにまた読んでない!(笑)
やっぱり図書館で借りるスタイルが一番良さそうです…
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