10月の読書メーターまとめ

11月になるとすぐ、また1つ歳を取るワタシ。
子供の頃からの読書好きは、今も尚、尾を引いているようです。
というわけで、10月分のまとめにお付き合いください。

【参考記事】
9月の読書メーターまとめ
8月の読書メーターまとめ
7月の読書メーターまとめ
6月の読書メーターまとめ
5月の読書メーターまとめ
4月の読書メーターまとめ
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10月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3012ページ

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)
読了日:10月30日 著者:梨木 香歩
本屋さんに行きたい本屋さんに行きたい
読了日:10月20日 著者:矢部 智子
アリスの不思議なお店アリスの不思議なお店
読了日:10月20日 著者:フレデリック クレマン
メール感覚! ツキを呼びこむ「ひと言レター」 (講談社の実用BOOK)メール感覚! ツキを呼びこむ「ひと言レター」 (講談社の実用BOOK)
読了日:10月18日 著者:杉山 美奈子
花と流れ星花と流れ星
読了日:10月17日 著者:道尾 秀介
密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)
読了日:10月16日 著者:歌野 晶午
「時間どろぼう」を退治する方法「時間どろぼう」を退治する方法
読了日:10月09日 著者:齋藤 勇
押入れのちよ押入れのちよ
読了日:10月07日 著者:荻原 浩
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
読了日:10月07日 著者:桜庭 一樹
写真と紙でつくるコラージュ写真と紙でつくるコラージュ
読了日:10月06日 著者:井上陽子
フランスの古い紙―蚤の市で見つけたアンティークのデザインフランスの古い紙―蚤の市で見つけたアンティークのデザイン
読了日:10月05日 著者:オルネドフォイユ
ラットマンラットマン
読了日:10月05日 著者:道尾 秀介
鬼の跫音鬼の跫音

読了日:10月05日 著者:道尾 秀介
現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫 ほ)現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫 ほ)
読了日:10月03日 著者:穂村 弘
にょにょっ記にょにょっ記
読了日:10月01日 著者:穂村 弘

読書メーター

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10月はエッセイや短編集、そしてクラフト関連本という軽めの本が多かったため、
特にがっつり読んだー!という感じではありませんでした。
ですが、自分の中では本当に実りある本に出会えた月だったと思っています。
エッセイ2冊、ミステリ・ホラー系6冊、クラフト系4冊、ビジネス・自己啓発系2冊、一般小説1冊。

一番印象に残り、且つ欲しい!と思ったのは『アリスの不思議なお店』(フレデリック・クレマン)
作者が娘の誕生日の贈り物にと書いた本は、まるでおとぎの国の夢のカタログ。
シンデレラの笑いのかけらに星の王子様の影。砂粒ほどの象はそっと掌に乗せましょう。
もちろん、風の強い日曜日のための熱気球のドレスを纏いながら。
夢や幻想、儚きもの、自然、そして日常がさらりとコラージュされ、
ほんの少しの匙加減で毒も効かせた、それはそれは美しい芸術作品。絶対買う!

『写真と紙でつくるコラージュ』(井上陽子)も、大いに作品作りの参考になる本。
『フランスの古い紙』も同じく素敵でした。
こういう、創作意欲を刺激してくれる本は眺めているだけで幸せ。
また、『本屋さんに行きたい』(矢部智子)は全国の個性的な書店のガイド。
カフェがあったり、こだわりの本を揃えていたり、ただの古本屋さんじゃなかったり。
グルメガイドもいいけれど、私はこちらの方がお腹いっぱい♪になります。



いつもの偏重ミステリ系(笑)、10月は道尾秀介が3冊。
『ラットマン』は長編、『鬼の跫音(おにのあしおと)』『花と流れ星』は連作短編集。
特に短編集の方が自分には面白かったです。

『鬼の~』の方は、まるでひたひたとしのび寄る鬼の足音が迫るかのよう。
ふとした魔が差した瞬間にやってくる、人の心に巣食う鬼。不安と違和感、感じるズレと恐怖。
どの作品にもちらりと顔を出す「S」に注目。全編に冷たく流れる怖さが秀逸。
『花と~』は真備シリーズですが、シリーズ未読でも楽しめると思います。
私は『背の眼』しか読んでいませんが、充分堪能できました。
推理小説としてのトリックなどにはさほど強みは感じられませんが、
どの話にも人の弱さや哀しさがあり、それが優しく美しい印象を残します。
「流れ星の作り方」が一番ぞくっと来たかも。少年の思いが流れ星に届きますように。
ラストの「花と氷」には、逆に涙。

『密室殺人ゲーム2.0』(歌野晶午)は、
必ず前作『密室殺人ゲーム王手飛車取り』を読んでからがお薦め。
でないと、面白さが半減どころか8割減くらいになります。
「相当な悪魔」は面白かったかな。タイトル出典はもちろん有栖川ですよねー♪そこも好き。
前作からなぜ「彼ら」が復活したのか謎でしたが、読めばなるほど。キーパーソンはあの子。

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet』(桜庭一樹)
これほどの小説だったのか…!と、読まず嫌いだったのを後悔。
あらかじめ予告された残酷な結末に向かって話は進んでいくのですが、
甘いタイトルとは裏腹に、想像も付かない重さを突きつけてくる作品。
※ 詳細はこちらでどうぞ → コーティングされた見えぬ真実~砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない



さてエッセイは穂村弘。なんでこんなに面白いんでしょう。
『にょにょっ記』は思わずくすっとしてしまう、穂村流妄想満開ウソ日記。
なのに、たまにハッとさせられる部分があって侮れない。
以前『にょっ記』の感想にも書いたように、この人と同じ視点で物を見られないのは残念だけど、
この文章を面白がれる側の人間で良かったなぁと思います。
『現実入門』は穂村さんチャレンジシリーズ。
モデルルーム見学や献血など、彼が始めて体験する事をやはり独自の視点でルポ。
やっぱり面白い。軽い読み物が欲しい時にぜひ。

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長々と感想駄文の垂れ流しにお付き合いいただき、ありがとうございました。
読みながら、片っ端から忘れていくタチなので自分にも良い記録になっています。
ただそれだけなんですけどね(笑)。
11月は待ちに待った京極夏彦がやってきました。…厭でした(笑)
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