カテゴリ:元書店員のヒトリゴト( 13 )

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『世界の素晴らしい本屋さん10選』


ひろぶろ様
日本からも1店選出された、「世界の素晴らしい本屋さん10選」

RSSで拾い読みして見つけたニュース記事。
リストの公開自体は昨年のもののようなのでニュース性はないようですが、とにかく素晴らしい!!
まずはぜひリンク先をご覧下さい。

もうね、どこも何て美しいのでしょう…
こんなお店で仕事ができるなら、たとえ時給が安くたって!(書店は薄給なのは日本だけ?笑)
いやいや、もう住みたいです。

客としてではなく、働きたいなあと思うのは元書店員のサガでしょうか。
地域密着・郊外型チェーンの約80坪の店なんて、既に本屋じゃなーい!(笑)
愛すべき職場でしたけどね。

No.1~No.3までは特にため息。
世界遺産にゴシック様式の教会、そして劇場。住み着いてしまいたい…
日本からは京都の恵文社さんがエントリーしていますが、こちらも素敵ですよね。
他の各国の書店とはまた趣が違うような気もしますが、選者さんの目に敬服します。
やっぱり本屋さんっていいなあ。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2009-07-31 11:47 | 元書店員のヒトリゴト

雑誌のバックナンバーの正しい注文の仕方。

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雑誌『オレンジページ』11月2日号(10月17日発売)に、
「羊毛フェルトのふわふわケーキ」と題し、5pにわたり
朋友・羊毛フェルト作家福田りお氏の作品が特集として
掲載されています。(P68~)

R calli.worksのケーキピックも
少々紙面を割いていただいた模様。(ココだけですが)

ちょっと立ち読みもできます♪ → 
(※FlashPlayer7以上が必要) 


これらのピック、ええと…いつ書いたんだっけな?状態ですが(笑)、
よーく見ると冷や汗モノなので「えー!コレ大きく映すの?」なんて。
フローリッシュとか中途半端~!とか叫びたくなりますが、
それぞれ約1cm~2cm足らずの大きさの紙片(参考:PCキーボード1個の表面ぐらい)に
ちまちまと書いているものですので、どうかご容赦願いたく。
……もう出ちゃったものに予防線張ってどうするんだ、あるかり。



さて、書店勤めをしていた頃によくあったことなのですが、
雑誌のバックナンバーのご注文を書店にされる際は、
お求めになりたい雑誌の「発売日」か「×月×日号」をはっきりと書店員にお伝え下さい。
↑のオレンジページなら、「10月17日発売」の「11月2日号」というように。

できれば、どんな特集だったかなども添えてお伝えくださると尚良いかと。
大抵、雑誌の号というのは発売したその日より先行してつけられていますので、
この辺がごっちゃになってしまうと、せっかく取り寄せたものでも
「ちがーう!この号じゃない!」ということになりかねません。

このオレンジページは隔週刊誌なので余計にややこしいですが、
月刊誌でも、例えば10月末に発売されてもそれは12月号だったりします。
雑誌には、出版社への「返品期限」というものが設けられているので、
バックナンバーだったりすると、うっかりキャンセルされた場合返品もきかない…という、
書店にとっては大変恐ろしいリスクになりかねないのです。
この場合、書店が泣き寝入り(担当が買い取るとか…ええ、あります)するか、
お客様にお買い取りいただかなくてはなりません。

大抵は、取り寄せのご注文の際に店から確認(念押し?)されると思いますが、
欲しい物と違うのに買い取らなくてはならないという事態を避けるためにも、
ご注文の際は、その号を良くご確認の上でご注文ください。



……もう書店員じゃーないけど、元・雑誌担当の哀しい職業病です。
あ、このオレンジページはまだ書店に置いてあります!(笑)
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-10-17 15:48 | 元書店員のヒトリゴト

終わっちゃう時はあっけないもんなんだよなあ。


その日は突然やってきた、のです。




元職場であった書店が、閉店になるという知らせが来ました。
何でまた急に?と思いつつ、ちょうど定期購読の雑誌を取りに行く日だったので店に行くと、
たまたま、お世話になった社員さんとパートさん達が残っていて。

私「ええとー、一体どうしちゃったんですか?」

皆「表の貼紙、見た?」(入り口自動ドアやレジ周りなど、数箇所にあった)

私「み、見ましたけど、えと、あのー・・・・・・」


何せ、言葉にならないのですよ。
知らせをもらった時は、「閉店」というだけでいつ閉まっちゃうというのを聞いておらず、
まあ、きっと今年いっぱいは営業するのかなあなどと思ってまして。
で、店の貼紙見たら、今年いっぱいどころか 今 月 い っ ぱ い で おしまいって。
いくら何でも、急過ぎやーしませんか。

店を閉めて撤退するというのは、それこそのっぴきならない事情があるからこそ。
もちろん、私が勤めていた時だって危険な状況はいくらでもありました。
全国の町の小さな書店さんが抱えるような事情、弱小チェーンにだって充分当てはまります。
それに、弱小チェーン(笑)ではありますが、10店舗弱の店の中で、
私が居た店は、その規模から言っても割とまだ売上は悪くなかったと思うのです。
(もちろん、厳密に考えれば採算が合わないから閉店になるんでしょうが)

じゃあ、どうして閉店なのか。

一番の原因は、同じ商圏内に昨年某T書店が進出してきたこと。
これで、売上げの3割が落ちました。そして落ちたまま、回復できませんでした。
あちらはビデオ・DVDレンタルもありますから、ウチと同じビル内のレンタルショップも大打撃。
ただ、完全本部一括のあちらと違い、いろいろと試行錯誤の上で差別化をはかり、
あの手この手でお客の流出を食い止めてはいます。

ですが、本の場合はそうはいかないのですよね。
まず第一に値段の差別化がはかれないこと。
どこ行ったって書籍の値段は一緒なわけだし。
ポイントカード導入もしましたが、それも却って首を絞める結果に。とほほ。

某T店進出のすぐ後で、店の売り場レイアウト変更もやりました。
やったけど、これがもう何と言うか、働いている我々にまず不評で(笑)。
はっきり言って、私は失敗だったと思っています。
大体、什器を動かさないでレイアウト変えたって置けるもんも置けねーよ、みたいな。
書籍用の狭小な平台に雑誌を積み、雑誌用の広い平台にコミックを広げたってダメでしょ。
コミックや文庫が4面も5面も広げられても、奥の方は取り難いでしょうに。

こんな小さな(いや大きな)不満を訴えても、まるで改善される余地無し。
店の人間が探しにくい、取り難いと感じている物を、どうやってお客が探し出せるのか。

それから、アルバイトの教育不行き届き。
人件費を削らねばならないというのなら、きちんと教育して精鋭を育てるべき。
ただレジ打ちができればいいんじゃないんです。
書店というのはある意味カオスで、それはそれは多種多様なお客が来ます。
接客の基本はともかく、お客の言う事をエスパー(笑)できるぐらいじゃないと。
もちろんエスパーを育成しろ!なんて言いませんが、
日頃からアンテナを尖らせていないと、いついつTVで紹介されたとか、
新聞の書評に出ていたとか、どこぞの出版社が潰れたとか(笑)、
そういうことをこちらがお客に情報提供できないようでは、意味が無いということ。

読書好きでなくては書店でバイトできない、というのではありません。
「仕事」として、ある程度情報に敏感じゃなくっちゃ勤まらない。
書店に勤めてるのに、今話題の本やコミックを知らないのでは話にならない。
ウチ、そういうバイト(パート)さん多かったんだよなあ・・・・・・。




一足先に辞めてしまった人間が、ああでもないこうでもないと言う資格はないでしょう。
ただ、こうなるんだったら辞めなければ良かった、
もう少し、あがけるだけあがいても良かったんじゃないか、
そんな小さな悔いが残ります。
私一人いたからって、何の役にも立たないのはわかってるけど。

「終わっちゃう時はあっけないもんなんだよなあ。」

これは、社員が呟いていた一言。
そうですね、ホントあっけないですね。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-10-04 18:09 | 元書店員のヒトリゴト

悲しみこぼれた床のシミ 探し疲れてる大人達が彷徨うエブリデイの上

地元の書店で哀しい事件が起きた。

私も良く行く場所だっただけに、連日TVに流される映像を見てはやりきれない気持ちになる。
自分と同い年の容疑者の、ぽつぽつと伝えられる動機には、もう情けなさしか感じない。
むしゃくしゃして誰でも良かったのなら、自分の腹でも刺しておけ。
ただ本が好きで、この先の眩しい未来を抱えていたであろう彼女の人生をいきなり終わらせてしまう権利など、お前にはありはしないのだと。

ニュースで知った、その瞬間に彼女が仕事をしていた場所は、女性誌の棚の前だったそうだ。
「本の整理をしていて…」と聞いたが、きっと翌日発売の女性誌を並べていたのでは。
毎月23日というのは、CamCanやViViなどの女性ファッション誌がどーん!と出る日。
20日を過ぎると雑誌の発売量は翌月頭にかけて目に見えて膨れていくが、
23日は、まさにそのピークの始まりなのだ。
雑誌担当だった私が、毎月のルーチンワークの中でも最も忌み嫌ったのが23日と24日。

ただでさえ忙しいのに、それに輪をかけて、この7月23日という日は特別な日。
ハリーポッター最終巻がいよいよ発売解禁される日だったのだから。
全国、どこの書店でも準備に大忙しだったと思う。
書店員の皆様、本当にお疲れ様でした。


何の落ち度もない人間が、たった一人の身勝手のためになぜ命まで奪われるのか。
今年に入ってたびたび起きている、こうした類の事件に哀しくやるせなく思うけれど、
今回は特に、書店という、自分も思い入れのある場所が現場となってしまっただけに、
もう本当に何と言っていいのかわからない。
私みたいなヤツがこうしてブログの記事にしていいのか、とも思う。

駅ビルのテナントで、夜10時閉店。
若い女の子がアルバイトするにも、安全面では問題ないはずなのに。
だったら、私が勤めていた書店はどうなるんだ。深夜2時まで営業してるんだぞー。
現場の書店の、夜間勤務人員がどうたら言われていたけれど、あれはまだいい方だと思う。
元勤務先なんか、深夜帯に平気で女の子をシフトに入れていたんだから。
あり得ないだろ!と、社員に掛け合ってやめさせたが、人数が少ないのは今も変わりない。
どうか、この事件をきっかけにもっと危機管理を徹底して欲しい。
人の命が奪われてから考えるのでは、到底遅すぎるに違いないけど。やらないよりマシ。


それと、もう1つ。

事件があって数時間後、現場と目と鼻の先の書店でハリポタ発売記念イベントをやっていて。
ここはハリポタが発売されるたびに訳者が来るし、客の行列もできる、ニュースになる書店。
犯人逮捕を受けて、問題なし、との判断だったのだろうから、いいっちゃいいけど。
ただ例年の如く、コスプレしてお祭り騒ぎなのはどうよと思ってしまった。
準備してきた側の事情もわかるが、もう少しトーンを落としたやり方もあったはずでは。
歩いて数分の場所で、まして同業者が被害に遭ってしまったのだから。

亡くなられた方のご冥福と、ケガをされた方のご回復を心よりお祈りします。
そして、現場の書店にもご愁傷様と申し上げたい。
山のように入荷したであろうハリー、どうかショタレになりませんように。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-07-24 16:10 | 元書店員のヒトリゴト

夏の100冊。

いよいよ夏だなあ、と思う風物詩。
書店員にとってのそれは、文庫が有無を言わさずどっさり入荷して来た時。
今年も恒例・夏の文庫フェアの季節がやってきたようで。
集英社文庫・新潮文庫・角川文庫の夏の100冊です。

や、自分は雑誌担当だったし、その上書店員でもなくなったんですけどね。
今日は3日ということで、ムスメの愛読する「なかよし」を取りに行ってきたわけですが、
文庫売り場の平台にどーん!と展開された各社の100冊を見て、
まあーもうこんな季節ー?やーねー、とすっかり浦島太郎状態に。(他人事)

で、文庫を購入していないのにストラップいただいちゃいました。
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これは、集英社文庫を買うとその場で貰える、おみくじ付きストラップ。
ストラップは8種類。レアなダークタイプもひそんでいるとか。
そういえばこの子たちには名前がないんでしょうかね。
ただ「ハチ」って書いてあるんですけど。

新潮と角川も、文庫を2冊買うともれなくブックカバーが貰えるようです。(後日別送)


そういえば以前、
太宰の「人間失格」の表紙をDEATHNOTEの小畑健が書いて話題になりましたが、
今回の100冊でも、小畑さん頑張ってます。
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi2008/special.html
テガミバチの浅田弘幸が中原中也というのも面白いですが、
ジョジョの奇妙な冒険の荒木先生が伊豆の踊り子って……いろんな意味ですごい。

小畑効果なのか、新潮も角川も限定カバー出してきてますね。
新潮は文字だけのシンプルなデザインのもの、
角川は松山ケンイチ表紙が2種類。
http://www.kadokawa.co.jp/dis/summer/limited.php
なぜか、各社揃いも揃って「人間失格」。

個人的には、角川の松ケン表紙ではないスペシャルカバーの方が気になるー。
CLAMP×森鴎外。こっちも大きく取り上げて欲しかったり。
みんな、若者の読書離れを食い止めるための、表紙買い推奨ってことでいいのかな。
動機は何であれ、たまには文庫でも読んでみようかな……と、きっかけになるなら
これも面白い試みだと思います。

今年は、いろいろ手に取って読んでみようかな。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-07-03 21:08 | 元書店員のヒトリゴト

休刊とか倒産とか漫画家さんとか。

今更ですが週間ヤングサンデー休刊とか。
主婦層を主なターゲットにした83年創刊のコミック誌「Judy」も、8月23日発売の10月号で休刊する。女性コミック誌全体の編成を見直したうえで判断したという。

 また奇数月発行のシニア向け情報誌「駱駝(らくだ)」も、7月発売号でいったん休刊し、11月発売号から「プラチナサライ」と雑誌名を変更。編集内容も一新する。

毎日新聞 2008年5月30日 東京夕刊

同じニュース記事からの引用ですが、JUDYも休刊決定なのですねー。あららら。
ヤンサン、「クロサギ」や「Dr.コトー診療所」「海猿」「ザ・ワールド・イズ・マイン」とかで、
そこそこ安定しているような気はしていたんだけども。いや、気だけかな。
80坪の小さな書店で、毎週入荷してくるのはたったの1冊だったし。しかも売れない。
1冊だけしかなかったから・・・というのもあるかもしれないけど、それはまた別の話。
やっぱり、ヤングジャンプやヤングマガジンの売れ行きに比べたら……ゲホゴホ。

休刊と聞いて「やっぱりなあ」と思う反面、寂しいです。

JUDYもまたしかり。
女性向けコミック雑誌、年齢層の高いものは特に苦戦していたのかも。
殆ど動かないから、定期改正で数減らしちゃおっかなーなんて考えていたら、
急に配本が増えて疑問に思っていたし。
JUDYが発売される毎月24日というのは、女性コミック誌が一気にどーん!と来る日でもあり、
他の、LaLaだのデザートだのを置く場所を取ったら、小さな店ではもうスペースがない……。
何とか無理やり平台に置いても、次の事を考えると(26日や28日発売のヤツらが来る!)
即行で面陳棚→棚差しとなってしまう、可哀想な子でした。

最近も、「広告批評」「主婦の友」なんていうビッグネームの休刊が相次いだので、
元雑誌担当者としてはしょんぼりしてしまいます。


週間ヤングサンデーの発行は小学館 → その小学館がらみで一悶着。
金色のガッシュ!!:作者の雷句誠さんが原画紛失の小学館提訴

この前に作者さんが自身のブログで匂わせていたらしいですが、
出版社と漫画家さんの関係っていったい……と思ってしまいます。
確かに、大事な原稿失くされたりしたら「二度と仕事しねえ!!」って思うよな。
いくらバックアップ取ってあったとしたって、原本は1つなんだから。
書店は書店で販売するだけなので、商品を生み出す作家と出版社の事情まではわからない。

そう、もやもやしていたら、漫画家さんご自身が言及していたのがこちら。
まゆたんブログ:思うこと。

読み応えある名文。
新條まゆさんだからこそ書けるものなのだと思います。
今まで、Hなマンガ描くだけのアレな人だと思っててごめんなさい……。
ただ、この内容が本当のことだとしたら、小学館はなんと恐ろしいところなのかと。

良いモノを描きたいという作家と、売れるモノを作りたいという出版社。
これが同じ方向に走り出せば、それは力強い両輪になるはず。
ただし、そこには互いの信頼関係というものが不可欠で。
相手を思いやる気持ち、尊敬する気持ちがあとほんの少しだけあれば、
雷句氏の件のような問題にまで発展することはなかったのかも。

訴訟の額とか、手がけている仕事の大小問わず、
結局は人と人の問題のような気がします。
うー、身につまされる。


ついでに、九天社倒産との話。
ビジネス・PC関連だけかと思っていたら、いろいろあったんですね。
不勉強で申し訳ありません。雑誌以外さっぱりでしたので。
こう、突然思いもよらぬところが飛んでしまうと、今まで良く名前が上がっている、
G社とかT社とかF出版とかどうなんだって気がしますが。
所詮、郊外の弱小チェーンの社員たちが何を言おうと、単なる噂に過ぎない事を願います。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-06-10 21:04 | 元書店員のヒトリゴト

きらきらしたせつないもの。

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むんコレ、げっとー。やったやった!

と言ってもアレですね、青年向け4コママンガって微妙ですね。
(青年です青年。「成年」じゃあなく!)
芳文社や竹書房などからがっつり出されている、
4コマ主体のコミック誌。イメージは植田まさし、みたいな。
「コボちゃん」とか「おとぼけ課長」が表紙にいがち。
あとは「クレヨンしんちゃん」とか。コレはまんがタウンか。

書店勤務だった頃、雑誌の中でもコミック誌の棚は鬼門でした。
少女マンガ系(りぼんとか花とゆめとか)ならまだしも、
いわゆる青年誌が、まったくカテゴリわからなくて。
売場の都合上、4コマ誌は女性コミック誌の棚に置いていたのですが、
どれもタイトルは似通っているし、表紙絵は同じ作者さんだしで、
きちんと分別するのに非常に苦労した思い出があります。

そんな中、毎日のように、開店直後にやってくるお客さんがいまして。

たぶんバイカーなのか、フルフェイスのメット片手にやってくるお兄さん。
いつも一目散に、この4コマコミック誌の棚めがけて直進→立ち読み。
きちんと発売日をわかっているようで、しっかり本日発売のコミック誌を読んでいく。
余り、お客さんの好みに立ち入るのは良くないのでしょうが、
こうも毎日来られるのでは、気になっても仕方がないというもの。
「何読んでるのかなー」と、ちらちら見てしまったりして。

そのお兄さんが、一番手に取る率が高かったのが、
この「むんこ」さんという作者の絵の表紙。
一見、幸薄そうな女の子がどーんと描かれたその横に「らいか・デイズ」の文字。
上に載せたのもそうですが、どう見てもスク水って・・・ええーっと。
お兄さんには悪いけど、ちょっとアレな方面かと思っていたんですごめんなさいごめんなさい。
でも、いわゆる「萌え」な方面ならばまた別のカテゴリがあるし、
もっと追求したいなら、ウチの店にはがっつり18禁もあるよ!と思ったので(笑)、
興味本位でぱらぱら・・・と、私も読んでみたところ。


はい、思いっきりハマりましたー。


表紙の幸薄そうな(笑)女の子、これが主人公のらいかちゃん。
花丸小学校6年2組、児童会長。正式名は「春菜来華」(はるな・らいか)。
頭脳明晰で、全校生徒の名前を覚えている上、教師・生徒からの人望も厚い。
そんな彼女をめぐる、クラスや学校、家庭の日常を描く4コママンガ。

これが、面白い。
ドタバタギャグの4コマではなく、時にしっとりと、うっかり泣いた事もあります。
「ああ、こんな頃あったなあ」とノスタルジィに浸れるのはもちろん、
セリフがなくとも、独特の間がとても小気味良いのです。脇のキャラもいきいきしてるし。
作者が同世代というのも大きいのかな。
気が付いたら、いつの間にやらコミックス全巻揃えてました♪
連載は勤務中にこそーっとチェックして(笑)、上の臨時増刊号もチェックした後買って。
今は残念ながらそれができないので、この前コンビニで買いました。
コンビニって、意外と品揃えがあなどれないのね。(今気付くな!)

結局、あのお兄さんのお陰ですっかりむんこファンに。
私は彼に無言で洗脳されてしまったわけです。ありがたやありがたや。(?)
「らいか・デイズ」のみならず、
まい・ほーむ」「だって愛してる」「はいぱー少女ウッキー!」「がんばれ!メメ子ちゃん」など、
作品は全て揃えてしまいました。どんだけ洗脳されちゃったんだよ。
どの作品にも一貫して、愛があり、きらきらしたせつないものが流れています。

現在、作者むんこさんは出産されたばかりで、作品の休載が続いていますが、
徐々に連載が再開されているので、非常に嬉しい限り。
そんなところも、つい応援したくなる要因なのかな。
今日もきっと立ち読みに来たであろうお兄さん、本当にありがとう。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-05-31 15:10 | 元書店員のヒトリゴト

カテゴリ増設。

くだらないことですが、ブログカテゴリを増やしてみまして。

3月まで、5年ほど書店で仕事をしていたわけなんですが、
すっぱりと辞めた今、書店の話や担当だった雑誌の話を書きたい時に

「書店日誌」

というカテゴリはどうよ?と思ったわけです。
だって、もう書店員じゃないんだもーん。
だから「元」をつけ、日誌ではなく「ヒトリゴト」とするカテゴリを作りました。
なぜカタカナなのか?それは某朋友から堂々のパクリです(いただきました!笑)。

面白いもので、離れればちゃーんと記憶は薄れていくのだなあと。
雑誌担当として仕事していた時は、日付と同時にその日発売になる雑誌が全部頭に浮かぶわけです。
例えば今日は20日だから、カメラ雑誌がわんさか出るなあとか、
天然生活とかロキノンジャパンとか花ゆめに少コミ、マーガレットがどっさりかーとか。
今書いてみて「割とおぼえてるもんだな」とか思っちゃいましたが(笑)、
それでもこれは一部なわけです。
そういうの、するする~っと頭から出てっちゃうもんなんだなと。

時々、いろんな本屋さんに行きますが、そこでもやっぱり出てこない。
勤めていた店の、あのレイアウトを見るといろいろ思い出す。
条件反射、パブロフの犬。
棚を見て、あるべきはずの雑誌がないことやそのまた逆で、
ああ、今日は○日だったのかーとか思い出す生活だった気がします。
あの店に行くと、妙に仕事したくなってしまうのは何故なんだ。


そういえば「天然生活」で思い出したんですが、
毎月この雑誌と、柴田書店「cafe-sweets」を定期購読しているお客さんがいまして。
30代後半くらいのナチュラルな雰囲気の女性で。
購読している雑誌とその姿から、ご自宅でカフェやっているのかなーとか、
もしくはこれから開業を考え中?なんて勝手に想像していたんですが。

で、先日、カリグラフィー関連で語句を入れてネット検索していたら、
何とその方のパン教室のサイトにヒットしてびっくり!
定期購読のお客ですから、お名前は存じていますので。(サイトに実名記載アリ)
開業を考え中どころか、れっきとした先生で大変失礼いたしました・・・・・・
余りお客さんの詮索しちゃあいけませんな。

というわけで、また戯言の場所が増えたという報告。
♪どーでもいいですよー 的な。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-05-20 13:08 | 元書店員のヒトリゴト

職業病、もしくは老婆心か。

もう書店に勤める身ではないのに、
カテゴリが『書店日誌』なのもどうかと思うのだけど。



3月末に退職した書店へ、実は2週間に一度のペースで顔を出している。
普通だったら、そんなに元職場なんてトコへは行かないものだけど。
定期購読している雑誌(子ども達用)があるので、取りに行くため。
つい先日も、GWの合間に行ってきたところ。

雑誌の発売に関して言うと、日曜・祝日は入荷がない。
カレンダーで発売が日曜になっていたら、前日の土曜に、
祝日だったら、その前日にまとめて入荷してくる。
だから、日曜が祝日で月曜が振替休日になっていたりすると、
その前日の土曜日には計3日分の雑誌がどーん!と入ってくる事に。
私がハッピーマンデー法を忌み嫌っていたのは、こういうワケで(笑)。


それがゴールデンウィークともなれば、想像するのも恐ろしい事。


そんな中、元職場へご機嫌伺いに行ったところ、(嫌がらせ・笑)
案の定、まだ荷解きもしていないままのりぼん・なかよし・ちゃおとかが散乱。
あんまり気の毒で、付録付け&紐掛けをやってしまおうかと思ったほど。(やらなかったけど)
定期購読の雑誌を購入する前にいくつか読みたい雑誌があったので、
さらっと店の中を一巡りしてみると、雑誌の棚がどうしても気になって仕方がない。

アラ探しをするつもりなど全然ないのだけど、
どーしてもどーしても(強調)気になってしまう箇所がわらわらあるのだ。
これは、職業病の名残かただの老婆心なのか。

・・・・・・・・・・・・。

ただ1点だけ、もうココはどうしても!という箇所があったため、
そこだけは心の中で謝りながら直してきた。
音楽雑誌の場所に、明らかに浮いていたんだよ男性ファッション誌が・・・。
某ストリートファッション誌の増刊だったが、表紙にはギターを手にしたモデル。
だから間違えちゃったんだろうなぁ。
で、きっと担当さんも気付かずそのままだったんだろうなぁ。



もう、一人の客としての立場なのだから、
できるだけそういうことは慎みなさいあるかり、と自分に言い聞かせる。
だってそうだろう、もし私がその店の雑誌担当だとして、
前任者が自分のいない時にやってきて、棚をいじくり倒して帰っていったなんて、
腹立たしい事この上ないったらありゃしないのである。
だったら、辞めるんじゃねえ!と言いたい。(暴言多謝)

今、雑誌を担当している方は、2月末に入ったばかり。
季刊の雑誌を考えれば3ヶ月が1クールとしたって、
まだその1クールも終わっていないのだ。
6月半ばに出る会社四季報が来たら、大体一巡したかなーみたいな。

そんな中で、雑誌の並べ方を美しく心がけましょうとか、
版型の大きさを揃えましょうとか、んなこたぁ二の次。
彼女(=担当さん)にはまだ、見た事もない雑誌があるのだから、
名前とジャンルを覚えて並べていく事の方が先。
それを間違えずにできるようになってから、棚の美観を考えても遅くはない。
いくらキレイに並べたって、ジャンルが間違っていたらお客は雑誌を探せないから。

そこから先は、彼女次第。

大体雑誌名とジャンル、そして発売日が一致するようになってきたら、
きっともっと仕事がしやすくなるだろう。
棚がぎゅうぎゅうなのも、返品時期の予測ができることで解消できる。
関連したムックとの並列もできて、棚や平台をまとめられるだろう。
尚且つ、ブームや流行をにらんで攻めの販売もできるだろう。



但し、本人が雑誌に興味を持つ事が前提。
私にアドバイスできることなど、もうありはしないのだ。
あの店の雑誌担当は彼女であって、もう私ではないのだから。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-05-06 17:26 | 元書店員のヒトリゴト

書店卒業。

5年勤めてきた書店を、今月をもって退職しました。
夢中でやってきた雑誌担当という仕事も、
大変だったという気持ちより、楽しかったという思い出ばかりです。
今となっては、ですが。

たまたま見つけた求人広告で入った、書店の仕事。
他の接客業と違い、「楽そうだなぁ」と思ったからなんですが(笑)
入ってみるとところがどっこい、ラクできるなんて大間違いでした。
当然の事ながら本は重いし、接客としても特殊だし、
自分の担当だと言われた雑誌は、恐ろしく量もジャンルも多いしで、
見るとやるでは大違いなのだということを知りました。

もちろん、どんな仕事もその業界なりに大変なのだということは承知なのですが、
本屋さんって、何となくイメージ的にらくちん♪な感じ・・・しますよね。
大きなメガ書店ならば別ですが、
地域密着・郊外型弱少チェーン店だったので(笑)。
やはり先入観は持つべきではないのだな、と反省しました。

気が付くと、学生の頃のアルバイトから前職の就職先まで、
全てが接客業ばかりだった私。(しかも飲食業ばかり)
学生の頃は、賄いが食べられる!とかそんな理由でした。ああいやしんぼ。
書店には残念ながら賄い(笑)はありませんでしたけど。
ですが、活字好きの私にとっては最高の職場でした。
もちろん店で読むことはできませんでしたが、
情報に真っ先に触れられる、そういったシアワセがありました。

朝、入ってきた雑誌を並べる時。

新刊の文芸書のPOPを作る時。

コミックの売れ筋や攻略本の流れも知ったり、
新書やビジネス書のベストを横目で見たり。(横目かよ)


出版業界は今とても厳しい状況にあるようですが、
それでも、本という媒体はなくてはならぬもの。そう思います。
いくらネットが台頭してきても、廃れてしまうことはないはず。
これからは、客の立場で今まで以上に書店を愛していきたいと思います。

書店員さんを困らせない、いいお客になる自信・・・・・・あります!(笑)。
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by r_calliworks | 2008-03-30 18:44 | 元書店員のヒトリゴト