8月の読書メーターまとめ
2009年 09月 01日
9月になりました!2学期始まりました!
子ども達、登校したらすぐに帰ってきました!(笑)
……そんなわけで先月の読書記録です。
【参考記事】
・7月の読書メーターまとめ
・6月の読書メーターまとめ
・5月の読書メーターまとめ
・4月の読書メーターまとめ
◇◆◇
8月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5413ページ
まっすぐ進め
読了日:08月31日 著者:石持 浅海
終末のフール (集英社文庫)
読了日:08月31日 著者:伊坂幸太郎
密室の如き籠るもの (講談社ノベルス ミG-)
読了日:08月28日 著者:三津田 信三
地下街の雨 (集英社文庫)
読了日:08月23日 著者:宮部 みゆき
憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談
読了日:08月22日 著者:ディケンズ
ジョーカー・ゲーム
読了日:08月19日 著者:柳 広司
死神の精度
読了日:08月19日 著者:伊坂 幸太郎
人間動物園 (双葉文庫)
読了日:08月18日 著者:連城 三紀彦
ベルカ、吠えないのか?
読了日:08月17日 著者:古川 日出男
コンセプトライフ
読了日:08月16日 著者:柴田陽子
趣味は読書。 (ちくま文庫)
読了日:08月10日 著者:斎藤 美奈子
1回きりのお客様を100回客に育てなさい (DO BOOKS)
読了日:08月09日 著者:高田 靖久
ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ
読了日:08月08日 著者:山岸二郎
噂
読了日:08月06日 著者:荻原 浩
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
読了日:08月04日 著者:J.K. ローリング
アイルランドの薔薇 (光文社文庫)
読了日:08月02日 著者:石持 浅海
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:08月01日 著者:道尾 秀介
読書メーター
◇◆◇
これ以降は長くなるので続きにて。
思いのほかいろいろと読めた8月でした。
・ミステリ・ホラー系 10冊
・ビジネス成功哲学系 3冊
・書評 1冊
・その他小説 3冊 で、計17冊。
さっくりと読める短編集が多かったのも一因かと。
まずミステリ系ですが、『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介)と『噂』(荻原浩)。
2冊とも良く“どんでん返し本”として名前が挙がっているので気になって。
『向日葵~』は8月に読むのにぴったり。
いよいよ夏休みというその日に、主人公が同級生の遺体を発見してしまうところから始まりますが、
ラストを知った限りでは、歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』的などんでん返し。
それはともかく、あの教師はそのまま放っておいたらいかんだろ。
反対に『噂』は、ラスト一行で背筋が凍ります。
連続殺人事件を追う刑事とその娘を軸に、周辺に広がるある「噂」との関係が徐々に明らかに…
というストーリーで、見えない真相に一歩一歩近づいていく様子に引き込まれます。
更に、登場人物それぞれのキャラが立っていて(?)魅力的でした。
本当に最後の最後、あの一言は戦慄。
荻原浩は短編集『押入れのちよ』をちらっと読んだ事がありましたが、
冒頭の「お母様のロシアのスープ」が同じようにぞくりとする怖さでした…
もっと他の作品も読んでみたい作家。
『アイルランドの薔薇』(石持浅海)はこの作家の長編デビュー作。(Ritzyさんありがとう!)
そして『まっすぐ進め』は今年の5月発売の最新刊。
『アイルランド~』はいわゆる雪の山荘モノ、『まっすぐ~』は日常に遭遇する何気ないミステリ。
でもある意味設定が突飛なのは『まっすぐ~』の方かもしれません。
主人公と彼女との出会いのシーンは書店。これだけでグッときます(笑)
あとは伊坂幸太郎作品が2冊。
どちらも短編集ですが、『死神の精度』が面白かったので『終末のフール』を購入。
どちらもウェットなテーマをさらりと優しく、でもしっかりと目の前に突きつけてきます。
『死神~』は「死神と藤田」、そしてラストの作品がとても好き。ミュージックを愛する死神が可愛い。
『終末の~』、どの話もとても好きになったのだけど、
1つだけ挙げるなら「鋼鉄のウール」かもしれない。苗場さんのようになりたい。
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
あと3年で死ぬとしても、はたまた50年は生きるとしても、同じ生き方が私にはできるだろうか。
とてつもなく長くなってきたので、あと1冊だけ。
『ジョーカー・ゲーム』(柳広司)。
噂に違わぬ面白さ。
第2次世界大戦中の日本、という舞台の段階で苦手意識アリアリだったのですが、
試しに書店で一話だけ読んでみたら最後、手に取ってレジに立っていました(笑)。
戦時中にも関わらず、軍国主義・天皇崇拝に全く支配されないスパイ養成組織「D機関」。
それを束ねる“魔王”結城中佐の圧倒的な存在感が凄い。大して登場しないのに…
これがまさしく魔王の掌の上で転がされているということなんだろう。
血なまぐさい戦時中の話なのに、クールでスタイリッシュ。
今、新刊の続編を大事に大事に読んでいます。幸せ。
子ども達、登校したらすぐに帰ってきました!(笑)
……そんなわけで先月の読書記録です。
【参考記事】
・7月の読書メーターまとめ
・6月の読書メーターまとめ
・5月の読書メーターまとめ
・4月の読書メーターまとめ
8月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5413ページ
まっすぐ進め
読了日:08月31日 著者:石持 浅海
終末のフール (集英社文庫)
読了日:08月31日 著者:伊坂幸太郎
密室の如き籠るもの (講談社ノベルス ミG-)
読了日:08月28日 著者:三津田 信三
地下街の雨 (集英社文庫)
読了日:08月23日 著者:宮部 みゆき
憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談
読了日:08月22日 著者:ディケンズ
ジョーカー・ゲーム
読了日:08月19日 著者:柳 広司
死神の精度
読了日:08月19日 著者:伊坂 幸太郎
人間動物園 (双葉文庫)
読了日:08月18日 著者:連城 三紀彦
ベルカ、吠えないのか?
読了日:08月17日 著者:古川 日出男
コンセプトライフ
読了日:08月16日 著者:柴田陽子
趣味は読書。 (ちくま文庫)
読了日:08月10日 著者:斎藤 美奈子
1回きりのお客様を100回客に育てなさい (DO BOOKS)
読了日:08月09日 著者:高田 靖久
ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ
読了日:08月08日 著者:山岸二郎
噂
読了日:08月06日 著者:荻原 浩
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
読了日:08月04日 著者:J.K. ローリング
アイルランドの薔薇 (光文社文庫)
読了日:08月02日 著者:石持 浅海
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:08月01日 著者:道尾 秀介
読書メーター
これ以降は長くなるので続きにて。
思いのほかいろいろと読めた8月でした。
・ミステリ・ホラー系 10冊
・ビジネス成功哲学系 3冊
・書評 1冊
・その他小説 3冊 で、計17冊。
さっくりと読める短編集が多かったのも一因かと。
まずミステリ系ですが、『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介)と『噂』(荻原浩)。
2冊とも良く“どんでん返し本”として名前が挙がっているので気になって。
『向日葵~』は8月に読むのにぴったり。
いよいよ夏休みというその日に、主人公が同級生の遺体を発見してしまうところから始まりますが、
ラストを知った限りでは、歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』的などんでん返し。
それはともかく、あの教師はそのまま放っておいたらいかんだろ。
反対に『噂』は、ラスト一行で背筋が凍ります。
連続殺人事件を追う刑事とその娘を軸に、周辺に広がるある「噂」との関係が徐々に明らかに…
というストーリーで、見えない真相に一歩一歩近づいていく様子に引き込まれます。
更に、登場人物それぞれのキャラが立っていて(?)魅力的でした。
本当に最後の最後、あの一言は戦慄。
荻原浩は短編集『押入れのちよ』をちらっと読んだ事がありましたが、
冒頭の「お母様のロシアのスープ」が同じようにぞくりとする怖さでした…
もっと他の作品も読んでみたい作家。
『アイルランドの薔薇』(石持浅海)はこの作家の長編デビュー作。(Ritzyさんありがとう!)
そして『まっすぐ進め』は今年の5月発売の最新刊。
『アイルランド~』はいわゆる雪の山荘モノ、『まっすぐ~』は日常に遭遇する何気ないミステリ。
でもある意味設定が突飛なのは『まっすぐ~』の方かもしれません。
主人公と彼女との出会いのシーンは書店。これだけでグッときます(笑)
あとは伊坂幸太郎作品が2冊。
どちらも短編集ですが、『死神の精度』が面白かったので『終末のフール』を購入。
どちらもウェットなテーマをさらりと優しく、でもしっかりと目の前に突きつけてきます。
『死神~』は「死神と藤田」、そしてラストの作品がとても好き。ミュージックを愛する死神が可愛い。
『終末の~』、どの話もとても好きになったのだけど、
1つだけ挙げるなら「鋼鉄のウール」かもしれない。苗場さんのようになりたい。
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
あと3年で死ぬとしても、はたまた50年は生きるとしても、同じ生き方が私にはできるだろうか。
とてつもなく長くなってきたので、あと1冊だけ。
『ジョーカー・ゲーム』(柳広司)。
噂に違わぬ面白さ。
第2次世界大戦中の日本、という舞台の段階で苦手意識アリアリだったのですが、
試しに書店で一話だけ読んでみたら最後、手に取ってレジに立っていました(笑)。
戦時中にも関わらず、軍国主義・天皇崇拝に全く支配されないスパイ養成組織「D機関」。
それを束ねる“魔王”結城中佐の圧倒的な存在感が凄い。大して登場しないのに…
これがまさしく魔王の掌の上で転がされているということなんだろう。
血なまぐさい戦時中の話なのに、クールでスタイリッシュ。
今、新刊の続編を大事に大事に読んでいます。幸せ。
by r_calliworks | 2009-09-01 16:48 | 本